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災害発生時の対処能力の向上を目的として陸上自衛隊施設学校の災害対処訓練が行われました。
首都圏の直下型の大地震が危惧されるなか、それらに備えた実践さながらの訓練でした。
訓練に先立ち、赤松校長が「危機管理は平素活動と関係機関との連携が重要であり、人間関係もしかりだ」とあいさつ。訓練全般についての説明のあと、指揮所の様子を見学。続いて場所を那珂川河川敷の訓練場に移し、92式浮橋や94式水際障害敷設車に試乗。また、リモコン油圧ショベルを実際に操作しました。道路の寸断や橋の崩落、建物の倒壊などで人が近づけない場所への対応など、やはり一般の人が近づくには難しい場所へも切り込める自衛隊の装備や、きびきびした動きに頼もしいものを感じました。
ただ、その活動にも国の特別待遇は無いようで、訓練の設営をするのも大変ご苦労があったようです。有事の際に本当に国を守るため、もう少し踏み込んで、スムーズに自衛隊が動けるものにしなければならないのではないかと思いました。